こんにちは!環2市沢店の佐々木です。
春が来て、やっとツーリングに良いシーズンがやってきたと思ったら、もう6月。
そう、バイク乗りには少々憂鬱な梅雨の季節に突入しました。
雨の中走ると視界は悪いし、路面は滑るし、ジメジメとして気持ち悪いし・・・あんまり良いことがありません。
週末のツーリングにしかバイクを使わないならば雨の日は運転を控えれば良いだけですが、通勤にバイクを使っている場合はそうもいきません。 雨が降っても年中通勤にバイクを使う方は、より憂鬱な時期ですよね。
さて、人間にとって憂鬱なこの雨ですが、バイクにとっても、結構危険な事なんです。
特に最近よく耳にする「ゲリラ豪雨」のような強い雨は致命的なトラブルになりかねません。
特に通勤の足に良く使われるスクーターはエンジンの搭載位置、吸排気口の位置の関係から道路の冠水などには弱いといえます。
通勤ルートに豪雨でよく冠水するポイントがあれば、出来るだけ避けた方が無難です。
吸気口から大量に水を吸い込むとエンジンは止まってしまいます。(ひどいとそのままエンジン内のベアリングが錆びてダメになり、壊れます。)
膝下の水深でもエンジンはアッサリ壊れてしまう可能性がありますので、大きな水溜り、深さの分からない水溜りには充分ご注意下さい。
上の写真はよくあるスクーターのエンジン。キックスターターのちょっと上あたりの高さが吸気口です。
ちなみに排気口が塞がってもエンジンは吹け上がらずに止まってしまうので、排気口の位置が低いアメリカンタイプのクルーザーも要注意です。
こちらはオフロードバイクのエンジン。タイヤの径が大きい事もあり、比較的高い位置にエンジンを搭載しています。
他のカテゴリーのバイクよりは水没の可能性が低いと言えますが・・・。
うっかり転倒してしまえば同じ事。水溜りに突っ込むとそれだけでハンドルを取られますので、無理は禁物です。
オフ車だからと油断せずに、慎重に運転しましょう。
本当にひどい雨の時は、雨が落ち着くのを待ったり、無理せず他の交通手段に切り替えたりする方が無難かも知れませんね。
雨が多くなるこの時期、いつもより慎重に、安全運転を心がけて、乗り切りましょう。
それでは。