2018.11.18 ATE製 ブレーキキャリパー


こんにちは、BMW店の竹下です。

こちらBMWが初めてディスクブレーキを採用した時のATE社製のブレーキキャリパーです。

画像はR100RSの物で、1979年製です。1980年位からブレンボ社製のブレーキキャリパーに変わっていて、短命に終わっているので、珍しいブレーキキャリパーと言えるかもしれません。

一般的なブレーキキャリパーと違ってネジ止めでは無く、フロントフォークの下側から一本のピンで固定されており、このキャリパー専用にフロントフォークも特殊な形をしています。

キャリパーとパットを外したところです。

おやおや?ブレーキパットが斜めに消耗している。これは何かのトラブルか?

と初めて見た人は思うかもしれませんが。

 こちらが新品のブレーキパットです。1ピストンタイプの一般的なブレーキキャリパーは、パットをキャリパーが平行にスライドして押すようになっていますが、このキャリパーの場合キャリパーの左側の穴にピンが入ってフロントフォークに固定されていて、そのピンを中心にキャリパーが回転するようにパットを押し付けるようになっています。なのでパットも斜めに減っていきます。ですから新品のブレーキパットは最初から斜めに削られたように出来ています。

このブレーキの場合、パットを組み付けてからディスク板との当たり具合を調整する必要があります。もともとあまり効きの良いブレーキではありませんが、ディスク板との当たりが悪いとなおさら効き方に影響します。

BMWの場合、他のメーカーに比べて古い年式の物の部品でもメーカーで在庫している場合が多いですが、さすがにR100の時代の物は入手出来ない物も増えてきました。ブレーキパットと言えば、キャリパー一個分の二枚セットが当たり前ですが、このブレーキパットはセットでの販売では無くなりました。

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