こんにちは。
ハーレーモール湘南 小林です。
今日はフューエルゲージについて。
先日定期点検で入庫したXL1200Xの事例です。
お客様は
「走行に関しては不具合は無いが、ガソリンを満タンにしても
燃料残量警告ランプが点灯してしまう。」
と仰っていました。
ご依頼いただいた6ヶ月点検を一通り済ませ、診断に入ります。
Fタンク内のガソリンの残量が充分にある事を確認後、
配線周りから調べていきます。
配線周りに大きな問題は無さそうなので
Fタンクを取り外し、ポンプAssyを取り外して
点検していきます。
問題は直ぐに見つかりました。
燃料計のセンダーが壊れています。
一番下の写真の下側が新品の部品です。
ガソリンの量に応じて動くフロートの軸が外れてしまっています。
どういった経緯でこの軸が外れたのかは解りませんが、
新しい部品に交換した後は残量計は正常に作動しました。
この部分は常にガソリンに浸っているので、部品にとってはかなりの
ストレスが掛かっていると思います。
破損した部分を観察すると、どうやら外れている箇所は接着で固定されているように
見えました。
メーカークレームの形で修理を進め、お客様にも修理代を負担していただく事無く
納車できたのが幸いでした。